クレーマー対応(その2)

こんばんは、むくまるです🐶

 

昨日の続き、クレーマー対応(その2)です。

 

転職して地元に戻ってからの話になります。

 

地元に戻って最初の職場は地方の中のさらに山間地でした。

 

仕事は現場管理業務でしたが、ここはもの凄く平和でしたね。

 

苦情で呼び出されてっていうのは何回もありましたが、強烈な印象が残っているクレーマーはいません。

 

記憶を振り絞ってみても、大雨が降って田んぼの畦がちょっと壊れたとか、山道の道路の排水が自分の土地に流れ込むから改善してくれとか。

 

山間地の住民の方は基本的に温厚ですよね。

 

環境が厳しいから耐性が高いのか。

 

しかし、海沿いの漁師町とかになると全然違います。

 

漁に出るのは命がけだからでしょうか。気性の荒さが山間地とは天と地ほどに異なります。

 

やばいクレーマーに出会ったのは、その次の場所の現場管理業務に従事した時でした。

 

中山間地ではありましたが、先ほどの地域より人口は多く、ごく少数ながら893もいましたね。

 

ちょっとした温泉地もあって、歓楽街もありましたが、そういうところってちょいアウトローな流れ者がいるんですよね。

 

私がいた事務所には係ごとに「さすまた」が置かれていました。

 

何でも以前は凶暴な方々が怒鳴り込んでくることも度々あったとか。

 

法律の整備や取り締まりが強化されるまでは対行政暴力ってけっこう酷かったんでしょうね。

 

そうそう、凶悪系ではないのですが、粘着系として記憶に残っているJIJIーが1人いましたね。

 

ひねくれ者で地元からも総スカンなのですが、まさに怖いものなしで地元の役場に押しかけては夜中まで居座る強者でした。

 

変に知恵が回るところもあり、言ってる決してめちゃくちゃなことではなく、役所が聞かざるを得ないラインを攻めてくるのです。

 

現役の人が全く知らない昔話から始まって役場の過去の落ち度を指摘しまくって、相手に悪いと思わせて、自分の要望を何回も何回も繰り返ししゃべるのです。

 

私も現場に何回か呼び出され、長い時は5時間以上お説教を食らいました。

 

当時で70代半ばくらいでしたが、ボケてはいないんですよね。

 

けど自分が不利な突っ込みを受けたりすると、「そんなん知らん」「覚えてない」といったボケジジイ的な態度を取るわけです。

 

警察であれば、厳重注意、酷ければ業務妨害で逮捕できるのでしょうが、中々役所ではそこまでできないんですよね。

 

市町村、特に規模の小さい役場はこのような劣悪クレーマーの対応が大変だと思います。

 

普通は「逃げるが勝ち」なのでしょうが、逃げられないんですよね。

役所として門前払いはできないので、基本的には相手の言うことを聞かざるを得ない。

 

このような対応が影響してメンタルをやられる人も多いのではないでしょうかね。

 

公務員こそ最もメンタルタフネスが求められると思います。

 

話をクレーマーに戻しまして、一番インパクトに残っているのは、とある道路工事でその道沿いに済んでいる住民です。

 

そのお方、当時年齢は60前でしたが、背はそこまでないのですが、筋骨隆々で、普段ボクシングをしている猛者でした😅

 

しかも、そのおじさん、何と元警察官だったのです👮❗

 

職についておらず、毎日のようにプラプラと現場に来ては絡んでいました。

 

私は毎日現場に行くわけではなかったので、たまに現場に来ると絡まれましたね。

 

他愛のない雑談が多いのですが、よく話したのは警察時代の話。

 

本人によるとK県警の刑事だったようでして、犯人との取り調べにおいては、

「最初に容疑者と顔を合わせる時が肝心。

 そこで相手の睨みに負けたらずっとなめられる。

 だから相手が目を反らすまで睨み続ける」

とおっしゃってました。

 

何か知らないけど、その言葉は妙に残っていますね。

 

ドラマや小説でもヤクザ顔負けの強面刑事って危なっかしいけど刑事としては優秀だったりしますが、このオヤジはどうだったのでしょうね。

 

いつ退官したのか知りませんが、本人の性格を考えると半分はクビだったかもしれませんね。

 

さて、そのオヤジは気分の変動が大きく、機嫌が悪い時は現場責任者や私を呼びつけて怒鳴りまくったり、時には暴力も発生しました。

 

私はヘッドロックされましたし、上司は蹴られましたし、現場責任者さんはいきなり殴られたりしました👊💥

 

完全に傷害事件ですが、責任者の人が訴えなかったので、事件にはなりませんでした。

 

しかもそのクソジジイは公共工事でたんまり補償金をせしめている上に、立場が弱い業者さんや役所に対しては異常に強い態度に出るクソDQNジジイでしたね。

 

今では思い出話になりますが、当時たまに対応していた自分でさえ憂鬱だったので、現場で毎日のように対応していた業者さんはどれだけ大変だったことか・・・。

 

どのクソDQNジジイの笑い顔からフッと鬼の形相に変わる瞬間は鮮明に脳裏に刻まれています。

 

そいつの仲間も地元にいて、別の担当によるとその仲間も小指が短かったらしいです😅

 

しかもそれを見せつけながら話してくるようで😅

 

指も小さいけど何より人間が小さい。

 

彼らのようなコックローチ(Gちゃんの名誉のために)「以下」級の人間を相手にするにはやはりお巡りさんしかいませんよね👮🚓

 

当時は対応がいやでいやで溜まりませんでしたが、彼らクレーマーには唯一感謝している点があります。

 

それは私を強くしてくれた事です。

 

そして、そのような輩を毎日のように対応している市町村役場の方や、工事現場の責任者の方には心より敬意を表します。

 

では、また次回に。

 

おやすみなさい😴