中間層とは平均層??②

現在は中間層消滅とか言われていますが、実態としてどうなのでしょうか?

 

国や研究機関が出している色んなデータを見て分析するのが基本ですが、それはマスコミやYoutuberがやっているので、データは使用しますが、あくまでむくまるの主観として述べたいと思います。

 

国税庁が公表している平均年収は443万円(令和3年分)です。

 

性別、年代、正規・非正規の区別なく全体の平均なので、中央値で見ると約400万円くらいのようです。(これは思ったより平均値の乖離が小さかったです)

 

貧富の差が激しくなっていると聞きますが、年収区分データの分布を見ると、正規分布になっており、400万を中心にその前後の区分別では、

 

300万~400万が16.9%

400万~500万が17.5%

500万~600万が13.8%

(※このデータは男性です)

 

となっていて、この3区分の合計が48.2%、ほぼ半分ですから、分布的にも400万前後が最も多いということになります。

 

現在は共働きも普通になってきているので、奥さんがパートして扶養の範囲内でってなるとプラス100万くらい、合わせて500万ですね。

 

むくまるは40代後半ですが、平均よりは多くいただいていますが、500万で子供二人を大学まで行かせてってなると、非常に苦しいですね。400万円はいわずもがな。

 

それでも給料が将来増え続けていくという希望があればいいのですが、昨今の不景気ではそれも厳しい・・・

 

では、給料は増えず、最悪維持されるとしてどうか。

 

勘の鈍いむくまるでさえ社会保険料の上昇は以前と比べると明らかに高く、しかも増え続けているので、給料が同額のままであれば、手取りは減り続けていくことになります。

 

これで若い人たちが結婚できるか、希望を持てるかというと、正直かなり厳しいのではないでしょうか。

 

昭和時代の豊かな中間層と比べると現在の中間層は家族も持てず、家も持てず、車も持てずでただただ堅実に自分のためにコツコツと貯金して老後に備えるのみ、そんな悲しい現実が見えてきます。

 

昭和時代レベルの中間層って、身の回りでは公務員くらいでしょうか。

 

公務員は基本給は低いですが、ボーナスもなくなることはなく、昇給はあるし、退職金の積立も民間に比べればしっかりしています。

 

むくまるが就職活動を行っていた20数年前の氷河期の時から公務員人気はありましたが、令和の現在でも「中間」を維持したいのであれば、非常に懸命な選択肢といえるのではないでしょうか。

 

さて、次回は最終回ですが、令和の厳しい中間層がどのような対策を取っていけばいいのか述べたいと思います。

 

では、また次回に✋