読書感想8 前田信弘著『知識ゼロからのビジネス韓非子』

こんにちは、むくまるです🐶

 

いや~、年末ずっと寒いですね{{ (>_<) }}

 

天気は悪くないので洗車とかしたいんですけど、この寒さでは気が折れます😅

 

図書館で本をたくさん借りたので、ゆっくり読書に精を出すことにします📚

 

さて、今回は、

前田信弘 著・古谷三敏 画

『知識ゼロからのビジネス韓非子です。

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子供の勉強の漢文で「矛盾」の語源の話が載っていて、出典が「韓非子」であることを知り、「韓非子」を勉強してみたいと思っていました。

 

韓非子」先生について、少し説明を。

 

中国,戦国時代末期の韓の思想家。法家。子は敬称,またはその著書をさすのに用いる語。韓の弱体に発奮して法家思想をきわめた。荀子に学び,申不害,慎到,商鞅らの法家思想を大成。荀子性悪説を人性利己説に徹底させ,また老子無為自然説を君主の絶対権力の理論と臣下操縦術に実用化し,儒学の礼楽による徳治を退け,法律,刑罰を絶対化し,信賞必罰を説き,富国強兵と中央集権強化をはかった。秦に使して,李斯に毒殺された。(出典:コトバンク

 

紀元前233年没ですので、約2400年前くらいに活躍した法家の思想家です。

 

「子」は敬称なんですね😅

著作名が名前と同じ「韓非子」です。

 

「法家」、何かの本で読んだ記憶では、法による厳格な統治をはかる思想だったような。

 

そのおぼろげな記憶を元に読みましたが、これが面白い面白い。

 

まず、「韓非子」の元の話の説明があって、それをビジネスに例えた場合の説明があるので、非常にわかりやすく、読みやすいです。

 

たくさんの名言、格言的な言葉が記載されていますが、2点ほど紹介しましょう。

 

・『他人を頼りにせず、自分自身を頼りにすること』

→「他人からの接待やもらい物には注意すること、後々にその人にへりくだざるをえなくなっていまう」

 

大学の卒業式で学長が「ただ酒の危険さ」を話していたな。

 

・『発言や忠告は置かれた立場や忠告を十分に考慮した上で』

→「家の外壁が壊れていた。家族と隣人が修理するように伝えたが、家族は感心され、隣人は泥棒と疑われた」

 

うーん、さすが韓非子。ピリッとスパイスの利いたストーリーですね。

 

これは、むくまるも多々失敗してきているので頷けます。

 

いわゆる「間を読め」というやつですね。

 

 

ためになる事もたくさんありますが、非情に徹し、法を厳格に適用する考えがベースにあるので、これが社会全体に浸透することはちょっと難しいでしょうね。

 

警察や検察など一部の組織ではいいかもしれませんが。

 

むくまるの元上司で、韓非子的な考えの持ち主で出世街道を邁進していたものの、部下の反感を買い凋落していった人物がいましたが、その人を思い出しました😅

 

何事も極端ではなくバランスが大事ですね。

 

では、また次回に✋