読書感想12 ビートたけし著『弔辞』

こんばんは、むくまるです🐶

 

コロナ予防接種による腕の痛みもほぼ消えました。

 

金輪際、コロナワクチンは懲り懲りですね😫

 

 

さて、今回は

 

ビートたけし 著

『弔辞』です。

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こちらも図書館で借りてきました。

 

学生の頃からずっと愛読しているたけしさんの本。

 

時代とともに内容も変化していますが、徹底的に社会を風刺する視点はブレませんね。

 

最初に読んだのは「だから私は嫌われる」「やっぱり私は嫌われる」のどちらかでしたが、脳に強烈な刺激を受けました⚡

 

よく「たけしの毒舌は芸」と言われたりもしますが、常に核心、急所を突いていて、ユーモアがあり、愛情も感じさせるところが凄いんですよね。

 

時にはふとんの中でお腹がねじれるくらい爆笑したりも😅

 

嫌われるシリーズで印象に残っているのが、あるジャンルでベスト(あるいはワーストな)な3人をあげるならばというお題で、

 

近代日本における3悪人

大久保清 ・梅川昭美 ・川俣軍司

 

当時子供だったので3人とも知りませんでしたが、3人とも伝説級の悪人です😅

 

川俣軍司の説明で「あのパンツ姿にたまらない味がある」は絶妙。

 

また、世界的な悪人(だったかな?)として、ウォルト・ディズニーを挙げ、「あんな世界中の子供たちを騙している奴はいないよ」とバッサリ切り捨て(m_m)

 

あと、政治家を色んなストーリーに組み込む例え話も痛快でした

 

覚えているのは、

 

「海部(※元首相)が水死体で流れてきて、まず発見者の小渕が疑われる。調べを進めると竹下が怪しいとなったが、宮澤が犯人」

(※違うかもしれませんがこんな感じでした)

 

どれもこれも「なるほど❗」とか「分かる分かる❗」とか「よくぞ言ってくれた❗」なんですよね😁

 

たけしさんのどんな本も、ほとんど2日ほどで読破しましたが、面白いから引き込まれていくんですよね。

 

 

さてさて、前置きが超長くなりましたが、この『弔辞』はたけしさんが自分の人生を振り返り、総括するまさに自身に対する弔辞です。

 

普通亡くなった人に対して読むものですが、それを自分に読むというさすが芸人魂😂

 

その中で師匠と弟子との関係に触れていますが、志村けんを例に出してこう言っています。

 

志村けんは苦労人だったが、いかりやさんからされたやり方を引き継いだ部分があり、ダチョウ倶楽部をいじめた。俺の師匠、深見千三郎はおっかないけど面倒見がよかった。自分も弟子には「バカ野郎」とは言うけど面倒は見ている。弟子は師匠の了見が引き継がれるものなんだ」(※一部改)

 

弟子は師匠の影響を受けざるを得ない、このことをたけしさんは虐待を受けた子が、その子供に虐待するのと同じだと言っています。

 

ちょっと極端ですが、そうかもしれません。

 

深見千三郎さんって、たけしさんの本によく登場するんですが、根っからの芸人で、お洒落でダンディーで、ちょっぴりシャイで、弟子の面倒見もいい、そんな暖かい人柄が溢れてます。

 

むくまるも今までたくさんの上司に仕えましたが、とある直属の上司(お二人)だった人から言われた言葉は忘れられません。

 

「俺が見た書類で、俺が印鑑を押していたら、俺が責任を取る❗」

「責任を取るのは私です。あなたたちは精一杯前向きに仕事に取り組んでください❗」

 

これにはシビれました😭

 

逆に「検査で何か指摘があったら責任を取るのは担当だからな」と言われたことも。

 

まさに天と地ほどの人間力の違いですね。

 

ほんの一部だけの紹介になりましたが、たけしさんによるたけしさんの人生の総括(まだまだ健在ですが)、これぞといった内容盛りだくさんです。

 

是非、皆さんもご一読を。

 

では、また次回に✋