読書感想11 森博嗣著『勉強の価値』

こんばんは、むくまるです🐶

 

いやいや3連休はゆっくりさせてもらいました😅

 

時間が有り余って困るくらいのんびりしました。

 

今日もたっぷり読書して、午後一で2時間くらい昼寝して、コーヒー飲んでくつろいで☕

 

最高の贅沢、休日はやはり休むのが楽しいですね🎶

 

若い頃はこんな休日の過ごし方したら凹んでいたかも・・・😅

 

さて、今回は

 

森博嗣 著

『勉強の価値』です。

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図書館で何となく気になって借りた本でしたが・・・

 

いやいや、こんなにも深く鋭い内容の本だったとは・・・

 

一気に読み終えてしまいました。

 

天才の人の頭の中ってきっとこんなんなんだろうなと思わせる内容でした。

 

天才って基本的に自分が頭がいいことを自慢しないし、世間から認めてもらいたいっていう欲もないし、周りからは何考えてるのかわからない、ちょっと雲のような存在?だったりしますよね。

 

ところが、この森博嗣さん、工学博士というところもあってか(関係ない?)、『

勉強の価値』という哲学的な命題について、徹底的に分析をしています。

 

本当に頭のいい人、天才の頭の中ってこんなことを瞬時に考えてしまう、分析できてしまうんだなと感服してしまいました。

 

正直チクチク、時にはグサッと胸に突き刺さるような指摘、分析が多いのです。

 

むくまるも正直、凡人である自分が見透かされているようで、「どうせ天才には凡人の苦労は分からないよな」的な気持ちになって、途中で読むのを止めようと何度か思いました。

 

けど、そこはやはり天才。

 

いい人と思われたい気持ちがないから、ストレートに忖度なく言いたいことを述べる反面、惻隠の情もお持ちです😭

 

そして理系エリートらしく、その救いもまた冷静に分析的でありまして・・・

 

少なくとも最後のまとめのところでは前向きに終わっているので、少し救われた気持ちになりました😅

 

中学生の子供の勉強の世話をさせてもらっているむくまるも、子供の出来や覚えが悪いとついカッとなってしまうのですが、徹底して冷静に勉強の価値を分析している本書に巡り会えたことで、明日から少し気持ちを入れ替えて臨めそうです。

 

本書からむくまるなりの要約をすると、こんな感じでしょうか。

 

・勉強(本書では「釘を打つ練習」に例えられている)は基本的に楽しいものではない、けれど役に立つ

 

・目的(目的の例として「釘打ち」では「本棚を作る」)のある勉強は楽しい

 

・「思う」「考える」「気付く」はことなる。「気付く」いわゆる発想する力をつけるには考え続けることである

 

 

読書って本当に心の栄養ですね。

 

理系エリートならではの奇書(といったら失礼でしょうか😅)でした。

 

では、また次回に✋