こんばんは、Mukumaruです🐶
さて、続きになります。
音楽サークルに入部し、担当楽器がトロンボーンとなったMukumaruは練習練習の毎日となります。
サックスやクラリネットなど木管と呼ばれる楽器は比較的簡単に音を出すことができます。
小学校で習うリコーダーのような感覚で押さえる指を間違えなければ、息を送り込めば音は出ます。
しかし、トランペットやトロンボーンなどの金管楽器はまず音を出すのが非常に難しいのです。
マウスピースに口を当てて唇を振動を伝えて音を出すのですが、その振動の周期がゆっくりであれば低い音、早くすれば高い音が出ます。
低い音は割と楽に出せますが、高音域は唇の負担も大きくなるため上級者でもずっと出し続けるのは困難です。
その代わり木管と違って音そのものの味わいが深く、トランペットの超高音を吹き鳴らすだけで観衆の度肝を抜けます。
いい音、高い音を出すには練習あるのみ。
練習はロングトーン(同じ音程で長い時間吹き続ける練習)です。
Mukumaruは来る日も来る日もこれをひたすら練習しました。
初心者で他に何もできないからロングトーンしかできなかったところもありますが・・・😅
入部して2,3ヶ月はひたすら音を出す練習でしたね。
トロンボーンにしてはかなり珍しいのですが、同時期に入部したトロンボーンの同級生も初心者でした。
しかし、その子は吹奏楽で別の楽器の経験があり、Mukumaruとは基礎が全く違いました。
私は音感もない、リズム感もない、譜面もまともに読めない。
今思えば、よくこんな状態で楽器を続けることができたなと思います。
続けれた理由としては、同じ学年だけでなくサークル全体的に初心者の人が多かったのと、サークル自体の雰囲気がとても明るく楽しかったからだと思います。
もちろん、大学のサークルなので、たくさんの同級生が入部して半分くらいは最初の時期に辞めて行きましたが・・・
前回も少し書きましたが、そのサークルはビッグバンドという大人数編成のバンドが看板でした。
構成としてはサックス5人、トロンボーン4人、トランペット4~5人、リズム隊4人(ベース、ドラム、ギター、ピアノ)。
いわば、このビッグバンドが体育会系だと1軍のような感じです。
そこそこ全国コンクールの実績もあって憧れる人は多かったのですが、パートによっては熾烈な争いがありました。
特にリズム隊は1楽器に1人しかなれないので、下級生が下克上で上級生からレギュラーを奪ったり、上級生に気に入られている人が実力差を逆転してレギュラーになったりと。
Mukumaruのパート、トロンボーンはそもそも人気が低く人数が少なかったので、実力の全くないMukumaruでも何とレギュラーになれたのです❗
他のパートであれば候補にすらなれなかったでしょう。というよりそれを察してすぐに辞めていたかもしれません。
Mukumaruは、練習は人並以上にしたつもりでしたが、なかなか実力が伸びず、大きい音は出せてもソロを拭いたり、少人数コンボをこなせるような技術は最後まで身につきませんでした。
大学生になり、音楽に再び出会ったのはよかったものの、自分にセンスが全くないことを改めて思い知らされた訳です。
でも、ビッグバンドの全体練習、パート練習はそれまでの先輩が築き上げてきた功績を汚さないためにも、必死に練習はしました。
同じ楽器の先輩はみんな女性でしたが、その先輩の指導も非常に厳しいものがありました。
私のためを思っての厳しい指導だったとは思いますが、女性の世界の厳しさをいやというほど味わいましたね。
男性の体育会系のしごきも褒められたものではありませんが、女性の表に出さずにネチネチと相手を追い詰める陰湿さ、意地悪さもなかなかのものです😂
このように練習では辛かった記憶しかありませんが、そのサークルでは人生初の恋人もできました。
長くなったので、その経緯については、次回に述べたいと思います😅💞
では、また次回に。
おやすみなさい😴