人生振り返り⑤(高校時代Ⅲ)

高校時代(青春編🌸)3回目です。

 

半年も経つと寮生活にも慣れ、友達も増えてきました。

 

妙にスレてて「なんだコイツ?」みたいな奴もいましたが、休日に寮生みんなでサッカーしたり、夜にこっそり宴会をしたりして楽しく過ごしました。

 

そして、2年生に上がります。

 

そこで担任として現れたのが一生忘れもしないであろうM先生でした。

 

M先生は私が1年生の時の3年生進学クラスの担任で、恐ろしいという噂は聞いていました。

 

実は担任が交代したのは伏線があって、1年生の担任だったO先生は優しくて面白かったのですが、優しすぎるところがあって生徒に非情になりきれず、結果として僕らのクラスの成績は期待されているよりかなり悪かったのです。

 

そこでM先生が立て直しのために担任になったのでした。

 

初日の恐ろしさは今でも忘れません。

 

初日のっけから自習を命じられました。

これがワナだったのです💦

 

M先生が突然教室に入ってくると

 

「おい、今集中して勉強してなかったものは立て!」

とのお言葉。

 

みんなソワソワして、周りの様子を伺います。

誰か2,3人立てば恐らく全員起立したでしょう。そこに・・・

 

「立てーーーい!!!!!!!!!⚡」

との絶叫が響きました。

 

言われた瞬間、全員起立でした😅

 

完全なショック療法、ってかこれって寮の初日の光景と似てないか??(^_^;)

 

この会心の一撃で全員が脳天をぶち抜かれ、恐怖による進学指導の幕開けとなったのでした。

 

2年生になってからというもの、そのM先生だけではなく、他の教科の先生も入れ替えがありました。

 

その中でも特にキャラの濃かった先生を何名か紹介しましょう。

 

①英語 O先生

当時60代半ばくらいだったが、かつては別の進学高校で名を馳せていた伝説の先生。

 

基本予習をさせて、授業で1問1問生徒に当てていき、回答できない、解答につまるなどした場合は鉄拳制裁。

 

鉄拳といっても平手で脳天をひっぱたくのだが、これが実に痛い。

 

テストは口頭で全員の得点を発表。最低点の人には「お前が一番馬鹿だ!!」の激励をもらえる。

 

独特のこだわりがあり、辞書を他人に見せていた女子がシバかれまくっていた👊😭

 

頭はいいし、実績も申し分ないのであろうが、現在であればキチ外。

 

②数学 U先生

こちらも当時60代半ば、やはり別の進学高校で著名だったようだ。

 

教え方も上手で正統派。きっちり、じっくり進めていく感じで、確実に成果を出す。

途中から急に数学が伸びる生徒が何人もいた。

 

しかし、不真面目な生徒には大変厳しい。

 

受験勉強には真摯に取り組んでこそ結果が出るという信念の持ち主でした。

 

③国語 M先生

上述の担任の先生。当時で50歳前後くらいだったのかな。

 

慶應卒との噂だったが、垢抜けた雰囲気は全くない。

 

独特な鼻にかかる大声で授業を行う。

 

国語は嫌いだったので、授業内容は印象に残っていないが、上手ではなかったと思う。

 

なぜか太宰治が大嫌い😂

 

④日本史 A先生

自分は地理専攻だったので1年生の時にしか習っていないが強烈なキャラだった。

 

長身で顔はヤクザより怖い。

 

徹底的に調べさせる、暗記させることをモットーとしてたので、授業自体は非常につまらない。

自分は歴史は好きなのに専攻しようと思わなかった。

 

一度反抗的な態度の生徒にマジギレして叩き回していたが、本当に怖かった。

 

⑤地理 O先生

前にも書きましたが、1年生の時の担任。

 

この先生の授業は本当に楽しかった。

 

単なる暗記や受験のテクニックだけでなく、事実や事象の裏側にまで精通しており、なおかつそれをわかりやすく生徒に説明してくれる先生。

 

地理とはこんなに面白いんだという熱い思いが凄かった。

 

優しすぎて進学実績はイマイチだったかもしれないが、授業は有名予備校レベルといっても過言ではないと思う。

 

 

まだ、他にもいるのですが、元に戻ります。

 

2年生になった自分たちは、進学クラスという監獄に押し込められ、強烈な個性を持つ先生方に鍛えられていきます。

 

ここで明らかにドロップアウトしていく生徒が出ます。

 

監獄のような勉強生活が肌に合わず、酒や音楽や女に傾倒してしまったのです。

 

2年生の途中からは成績上位、中位、下位のグループにはっきりと分かれました。

 

ドロップアウトする生徒は勉強ができない、ついていけないだけで、エネルギーはあって、ちょい悪イケメン的な感じだったので、中学校であればスクールカースト上位にいたでしょう。

 

進学クラスでは成績下位だと先生たちから辛辣な扱いを受けるので、ちょっとかわいそうではありました。

 

変に真面目だった自分はそのドロップアウトグループのメンバーとは正直気は合いませんでしたね😅

 

自分で言うのも何ですが、私は2年生になってからは完全に成績上位に属し、優等生だったので、先生方からの迫害は受けませんでした。

 

2年生でみっちりと修行を積み、いよいよ受験生となる3年生に上がります。

 

ここらへんから大学合格というゴールが見え始め、ますます勉強に励むようになります。

 

 

あれあれ、やはり長くなってしましました。

 

続きは次回にします。おやすみなさい😪